スローダンス

特に、はまってもいないのだが、気軽に楽しめるので「スローダンス」を見ている。
小池実乃(広末涼子)芹沢英介(藤木直人)八嶋優太(小泉孝太郎)のキャラが好き。
主役の、芹沢理一(妻夫木聡)牧野衣咲(深津絵里)の二人は、よくわからない。
実乃ちゃんが、昔の恋人で約束の男と会うシーンは、よかった。
何年間も連絡を取り合わなかったのなら、自然消滅で別れた、と考えるものだろう。
それを、相手の男も覚えていて、けじめをつけるために会う、は、誠実な感じがした。
ただ「結婚式の招待状を送っていいかな?」は、オイオイそれはないだろう、だった。
最後の方で、衣咲さんが理一くんに対して
「映画監督の夢、あきらめるの?今の仕事、好きなの?夢はあきらめちゃダメ!」
というような事を、力説しているシーンは、正直、見ていて腹立たしくなった。
理一くんは、今の教習所の教官が嫌いなわけではない。生徒を教え、運転免許を取ってもらって、感謝してもらえることもあり、よろこびややりがいも感じている。
夢は自分で学生時代の思い出にして割り切り、現実の生活をそれなりに楽しんでいる。
だったら、他の人が文句を言ったり、けしかけたりするようなことじゃないと思う。
なにより、「あきらめないこと」が一番いいことのように力説しているのがイヤだった。
実際は、あきらめない→あきらめがわるい、現実認識力がない、人に迷惑をかける。
そんなふうに、言われてしまうこともある。
理一くんの今のように、それなりにやりがいもあり安定した給料がもらえる仕事をして、第一の夢はあきらめても、次の夢の好きな人との生活を実現した方がいいと思う。
「あきらめない」に反応して、熱く語ってしまったかな。
まあ、こうやって今の生活からの変化を求める人がいてこその、ドラマなんだけど。
ネットでいろんな感想を読んで周った。
http://d.hatena.ne.jp/hana_an/20050808 の
「例え理由をつけて夢から逃げてるとしても、逃げることを決めたのも自分なんだから人から何も言われたくない。・・・逃げる道を選ぶのにだって勇気がいるんだよ。そんな時に人からなんだかんだ言われたら一体それは誰の夢だったかわからなくなっちゃうよ」
私の感想に、近いと思ったので、トラックバックさせていただきました。