歌のおにいさん 最終回

健太(大野智)が安斉(吹越満)を殴り、ファイナルライブ企画は消えた。
真鍋プロデューサー(木村佳乃)は、健太の「好きで」の言葉がうれしかった。
『みなうた』終了で、再び就職活動中の健太。
パチンコ店にも行き、そこで「蛍の光」を歌わされた。
笑った。
歌を聞いた店長からは、あまりの切ない歌声に、
「これまでどうり、音楽の世界で」
と言って断られた。
自宅に帰ると、父の光雄(小野武彦)が倒れて入院のメモ。
収録での歌のおにいさん達の「犬のおまわりさん」まで切なかった。
一人で食事しているとき、明音(千紗)が訪ねてきた。
明音は、安斉のところを辞める覚悟だった。
そして、明音の方から復縁をせまった。
メンバーが作ったメロディーに歌詞をつけてくれるよう、健太に頼んで帰って行った。
姉のさくら(須藤理彩)は、健太に、
「変ったね、あんた、家の心配するなんて」
との言葉をかけていた。
その時の、さくらがとっても可愛かった。
最後の収録、ディレクターの住吉(前田健)は、見ていたのに現場には参加しなかった。
出演者の子ども達も、皆、泣き出してしまった。
歌のおねえさんのうらら(片瀬那奈)の、
「最後だからこそ、楽しく終わりたかったですね」
の言葉が、しみじみとした。
真鍋からは、
「本当によくかんばったわね、健太おにいさん」
の言葉があった。
病院に父の見舞いに行くと、子ども達と一緒に『みなうた』を見ていた。
健太おにいさんの登場に、子ども達は大喜び。
一緒に歌った。
父は、とってもうれしそうだった。
歌のおにいさん衣装での写真を見つめる健太。
歌詞を書き始めた。
さすが、書道の有段者、字がキレイ。
最終回の放送を切なそうにみつめる真鍋。
健太も、最終回の挨拶シーンを見つめていた。
そして、涙がこぼれた。
いろんな思い出が、頭の中を駆け巡っていた。
そして、
「このままじゃ、終われねぇ」
と、走り出した。
結婚相談からうららを、オーディション会場から守(丸山隆平)を、強引に連れ出した。
お天気コーナーで、
「今日の天気は、曇りのち、快晴
これが、CDの曲名になるんだな、と思った。
真鍋に健太が、
「やっぱり俺、健太おにいさんとして、ちゃんと挨拶したい」
と、申し出た。そして、
「ライブやろうぜ、また子ども達ここに呼んで、それが、俺達にできることなんじゃないか」
その言葉に感動して、
「そうね」
と、うれしそうに返事をしていた真鍋が可愛かった。
健太は、頼まれていた歌詞を明音に渡した。そして、
「もう、逃げんなよ」
と、言った。
明音は、
「それなら、これは健太が歌って」
と、歌詞を渡して去って行った。
そのあと、テレビ局で、また黒柳徹子さんが登場。
健太と黒柳さんの会話のBGMには『徹子の部屋』のテーマソング。
なんだか笑ってしまった。
ライブ会場に、安斉登場。
『みなうた』ライブが始まった。
いつもの放送より、歌のシーンが多くてうれしい。
健太からの挨拶。
「人生って落ち込むことの連続、あきらめて投げ出して、やってられねえって気になって、こんな時代を生きなきゃならない、損していると思っていた、こんな時代だから、今を変えていかなきゃ、負けんな、そして飛び越えろ、流れが変るときがきっと来る、またみんなに会えるときは、最強のおにいさんになってやるからな」
そして、健太のソロ。
曇りのち、快晴
やっぱりいいなぁ。
思わず踊りながら聴き入った。
今回は、不快なシーンがなくて本当に楽しい。
健太の再就職が決まった。
家族と克巳(金児憲史)で、笑いあっていた。
ほのぼのしてて、いいな。
健太は真鍋にしごかれていた。
『みなうたDX』が始まっていた。
安斉は健太のCDを出して、儲けた。
それで、番組のスポンサーになってくれて、続けることができた。
ハッピーエンドだ。
うれしかった、楽しかった。